根管治療
~なるべく歯を残したい~

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root 重度の虫歯もできるだけ歯を残すために治療します

歯の中の神経にまで達した重度の虫歯は、従来は抜歯を余儀なくされていました。しかし、親知らずを除いて28本ある永久歯はすべての歯でバランスを取っていますので、1本でも失うと、咬み合わせのバランスがくずれて、ドミノ倒しのようにお口全体の健康が損なわれていくリスクを負うのです。そうならないように、できるだけ歯を残すために行うのが根管(こんかん)治療です。

上野駅・御徒町駅近くの歯医者「中冨歯科」では、丁寧な根管治療を行っていますので、重度の虫歯でも歯を諦めないで、できるだけ早くご相談ください。

根管治療とは

根管治療とは

歯の中には、神経、血管、リンパ管などが通っている「歯髄」があります。根管治療とは、虫歯菌に冒されて死んでしまった歯髄を取り除き、根管内をきれいに消毒して、すき間なく薬剤を詰める治療です。

根管は大変細かく複雑な構造になっており、根管治療は難しい治療です。もしきちんと治療ができなければ、再治療が必要になることも少なくありません。しかし、これを確実行うことができれば、重度の虫歯も抜かずに残すことができるのです。

根管治療の流れ

治療

STEP1

麻酔

麻酔

神経を抜く(歯髄を取る)前には、麻酔を施します。再根管治療の場合はケースによって麻酔を行います。

STEP2

治療

治療

根管の中から、内部をきれいに消毒します。

STEP3

根管充填

根管充填

洗浄が完了したら、根管の中に、薬剤をすき間なく充填します。

STEP4

被せものの装着

被せものの装着

根管の中から、死んでしまった神経を取り除いて、内部をきれいに消毒します。

精度の高い治療を行います

当院では、精度の高い根管治療を実現するために、次のことを行っています。

歯科用CTでの検査

歯科用CTでの検査

根管は、細いうえに枝分かれしています。その形状や歯の根の形、そのまわりの組織の状態を詳しく把握できるのが歯科用CTです。3Dの立体画像として捉えられるので、レントゲン写真では見逃されていた根管にも気づきやすいのがメリットです。

ルーペの使用

ルーペの使用

根管の内部は大変細かく、肉眼で確認することができないため、従来根管治療は、歯科医師の経験や勘に頼る形で行われてきました。当院では根管治療にルーペを用いて患部を拡大し、きちんと肉眼で確認しながら精密な治療を行っています。

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿

根管治療を行う際に、もし根管の内部に細菌が含まれるだ液が入り込んでしまったら、根管内を無菌状態にすることができません。そこで当院では、根管にだ液が入り込むのを防ぐために、ラバーダムというゴムのシートを使用し、清潔な治療環境維持に努めています。

難治性の治療の場合

通常の根管治療では効果が認められない、難治性根尖性歯周炎の治療の場合、CT画像診断は保険が適用されます。

歯を守るためのメインテナンスが欠かせません

歯を守るためのメインテナンスが欠かせません

歯を守るための根管治療ですが、歯の中の神経を抜いてしまうので、治療後は歯がもろくなります。根管治療して密閉した歯根には支台(コア)を立ててから被せ物を装着して歯の機能を補いますが、どちらも人工物ですので虫歯にはなりません。しかし、残っている歯根に異変が起きても気づきにくいので、悪化させやすく、虫歯の再発や歯周病の発症のリスクが高くなってしまいます。

お口のトラブルを予防するために大切なのは毎日の口腔ケアです。そしてそこに加えていただきたいのが歯科医院での定期検診です。お口の中のチェックや、口腔ケアのプロフェッショナルが行う歯のクリーニングが歯の健康を保つことにつながっていきます。定期的なメインテナンスは虫歯や歯周病を未然に防ぐためにおすすめですが、もし、すでにお口のトラブルを発症していたとしても、まだ自覚症状があらわれる前ですので、比較的かんたんな治療で済みます。

歯を守るためのメインテナンスが欠かせません

一般的に根管治療すると、だいたい40年ほど経つと歯根が破折する可能性が高まります。そのためメインテナンスの際には破折の可能性も考慮して、歯をチェックし経過を確認することが大切です。そしてトラブルが起きても早めに治療できれば、健康な歯質をより多く残せるうえ、より長く歯根を使えるのです。お口の状態に合わせて、メインテナンスの間隔をお伝えしますので、積極的にご活用ください。